松山市
基本情報
自治体名:愛媛県松山市
都道府県:愛媛県
自治体規模:中核市
自治体HP:https://www.city.matsuyama.ehime.jp
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【観光振興】
荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を松山市内の商業施設を含む20店舗に導入し、松山エリア全体の回遊性・利便性向上に取り組む。
取組主体:株式会社まちづくり松山、ecbo株式会社
導入前の状況 (課題)
- 松山市では、2017年度に観光客数が1999年以来19年ぶりに600万人を超え、インバウンド客も5年連続で増加するなど、国内外からの観光客数が堅調に増加の傾向。
【2017年度:観光客600万人(推定)前年比約17万人増
外国人観光客数19万5,300人5年連続増加、過去最高】 - 他方、松山市内では、コインロッカーが駅周辺に集中するとともに、荷物などの大きな荷物を一時的に預けることができる場所がないことから、観光客の回遊性及び観光利便性に課題が存在。
課題に対する取組
- 松山市で身軽に観光・回遊を行うことができる環境整備を目的として、多言語に対応した荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」と連携し、大型スーツケースやベビーカー等にも対応した一時預かりの取組を開始。
- まずは、2017年9月30日(土)〜10月10日(火)の期間で開催された、第72回国民体育大会 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体(国体)に合わせて、訪れる人々の荷物預かり需要に応えるため、20の「エクボクローク」加盟店にて取組を開始。
- 国体後も松山市中心部(大街道・銀天街・ロープウェー街・花園町)を拠点として、引き続き松山エリアでのサービス提供店舗の拡大を実施。
導入後の状況 (取組の効果)
- 松山市内の観光・回遊を手ぶらで楽しんでいただくことができるようになった。
- また、サービスの利用により、導入店舗周辺への新たな集客を促し、松山の魅力ある店舗を知って訪れ、さらに観光客と地元の人たちとのコミュニケーションを生む場の創出に繋がっている。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 店頭にロゴステッカーの掲出。プロモーションコードやチラシの配布、多種多様な企業との提携・連携。
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- 同上
スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組
- スマートフォンを利用できない方はパソコン等からウェブサイトにアクセスすることで利用可能に。
サービスの安全・安心を確保するための取組
- 預かり店は独自の審査基準を設け基準をクリアした店舗のみを加盟店としてマップに掲載。
- 東京海上日動と包括的保険契約を結び、預かり荷物には必ず保険附帯される仕組みに。
広域連携のための取組
- 店頭にロゴステッカーの掲出。プロモーションコードやチラシの配布、多種多様な企業との提携・連携など。
残された課題、継続取組事項
- 荷物預かりサービスの認知度及び利用を広げ、より良い荷物預かり体験の提供を実施。
- 需要に対してまだまだ供給が追いついていないため、サービス導入場所をさらに増やし、利便性の向上を図る。
連絡先
ecbo株式会社
ecbo広報部
工藤
pr@ecbo.io
03-4405-8929