英国・シェアリングエコノミーに関する「公開仕様書(PAS)」が公開されました

2019年2月、英国にてシェアリングエコノミーに関する公開仕様書(PAS)の配布が開始されました。

シェアリングエコノミー協会は、昨年よりPASの策定に向けて(一財)日本規格協会(JSA)との協力を続けてまいりました。
この度、Sharing Economy UK(英国のシェアリングエコノミー協会にあたる団体)など関係者との数回に渡る討議を経て、その結果がPASとして公開されることとなりました。

PASは英国規格協会(BSI)が策定している規格で、今回の規格化は日本による提案により進められていました。

今後の国際標準化に向けて

本年1月には、国際標準化機構(ISO)にて、「シェアリングエコノミー」に係る技術委員会の設立が承認されました。技術委員会の設立は日本から提案されており、今後は日本の主導のもと国際規格の開発が行われます。

本年6月頃に本プロジェクト委員会の第1回国際会議が日本で開催され、国際規格開発が本格的にスタートします。今回のPASは、今後の国際標準化の議論の中で参照される資料のひとつとして役立てられます。

当会は、日本国内でのシェアリングエコノミー認証制度で培ったノウハウなどをベースにしながら、世界におけるルールの整備に向けて活動してまいります。

関連サイト

“PAS 202:2019 – Sharing economy. Operation of an online platform. Specification”
https://shop.bsigroup.com/ProductDetail?pid=000000000030373893