「タスカジ円卓会議」を試験的に開催 ~利用者・提供者・運営の3者で、安心して誰でも利用できるプラットフォームを目指して~

2021年4月28日(水)オンラインにて、株式会社タスカジ(以下、「タスカジ社」)と共同で「円卓会議」を試験的に開催しました。
 

円卓会議の開催趣旨

昨今、シェアリングエコノミーの利用の広がりとともに、トラブルや問題も増加しており、安全・安心にシェアサービスを利用できる環境づくりに向けた取組みが一層強く求められています。
一方、そのような課題に対し、これまではプラットフォーム事業者による一方的な解決が図られ、必ずしもユーザーにとって望ましい解決とはなっていない状況も生じておりました。

このような状況を踏まえ、当協会としては、安全・安心にシェアサービスを利用できる環境づくりに向け、プラットフォーム事業者とユーザーが透明性の高い双方向のコミュニケーションを通じて協働することが重要と考えています。
また、2021年3月に実施された内閣官房シェアリングエコノミー検討会議においても、プラットフォーム事業者とユーザーが透明性の高い双方向のコミュニケーションを通じて協働する場としての円卓会議について議論されるなど、政府にもそのような取り組みが期待されています。

そこで今回、タスカジ社のご協力のもと、当協会は、プラットフォーム事業者であるタスカジ社、利用者及び提供者の三者間においてフラットな関係の下で意見を交わし合える場として、「円卓会議」を試験的に開催しました。
なお、議論の透明性・中立性を確保するため、当協会のファシリテーションのもと開催しました。
 


 

円卓会議の内容

今回の円卓会議では、タスカジ社、利用者及び提供者の三者が均等に参加するグループに分かれ、当協会の進行のもと、「ユーザーが安心して気持ちよく取引できるようにするためにプラットフォームを利用するにあたりどのような工夫・活用をしているか?」というテーマでワークショップを行いました。

ワークショップでは、利用者・提供者双方から利用にあたり工夫している点があげられるだけでなく、タスカジ社も交えた双方向のコミュニケーションが行われ、「利用者・提供者双方において利用にあたっての期待値コントロールをすることが重要である」、「人と人との取引であり信頼や相性が大事である」等、ユーザーが安心して気持ちよく取引できるための工夫が活発に意見交換されました。

なお、今回の円卓会議の内容については、タスカジ社においてまとめられ、初めての利用者や経験の浅い提供者でも安心して取引ができるためのノウハウとして利用される予定です。
 

今後の展開

当協会は、引き続き、「円卓会議」の継続的な実施等を通じて、プラットフォーム事業者とユーザーの透明性の高い双方向のコミュニケーションの支援等を行い、シェアリングエコノミーの健全な発展に貢献してまいります。

 

お問い合わせ先

一般社団法人シェアリングエコノミー協会事務局
Eメール: info@sharing-economy.jp