【開催レポート】シェアリングエコノミー国際規格開発に向けた第4回国際会議

【開催レポート】シェアリングエコノミー国際規格開発に向けた第4回国際会議

シェアリングエコノミーの国際規格を開発するISOの専門委員会TC 324(シェアリングエコノミー)の第4回国際会議が、2020年12月7日〜11日オンラインで開催。

参加者は、日本、カナダ、アメリカ、中国、フランス、イタリア、シンガポール、インド、英国、ロシアの他、国際消費者機構、中小企業標準化団体などから約41名。日本からは、議長の持丸正明先生をはじめ、 産業技術総合研究所(産総研)、経済産業省、日本規格協会、シェアリングエコノミー協会(事務局シェアリングエコノミー認証制度タスクフォース 小出)の9名が出席。シェアリングエコノミーの国際標準化に関し、積極的な議論を行いました。

ワーキンググループ1(WG1)では、シェアリングエコノミーの用語の定義と原則について議論を行いました。日本の主張がある程度受け入れられ、議論の結果を踏まえたものが国際規格案として決定されました。

また、第3回会議で設置が決まった、日本提案の規格(デジタルプラットフォームの要求事項)を開発するWG2と、中国提案の規格(提供者の検証)を開発するWG3の合同会議が開催されました。各WGの議長から、規格の位置付け、要求事項の構成等について説明があり、これに関し活発な議論が行われました。電子商取引に関する規格との違いを明確にすべきではないか、他の規格との重複に留意が必要ではないか、コンプライアンスをどこまで要求するべきかといった意見が出されました。

今後は、日本提案の規格の構成・取引プロセスの骨子について、各国からのインプットを得ながら、議論を進めていく予定です。 具体的な規格開発の議論をリードしつつ、速やかな規格発行を行うことを目標に協会として取り組んでまいります。

 

詳細は日本規格協会(JSA)の下記レポートよりご覧いただけます。

▼ISO/TC 324(シェアリングエコノミー)第4回国際会議(Zoom 開催)レポート
https://webdesk.jsa.or.jp/pdf/dev/md_5093.pdf