【開催レポート】 シェアリングシティカレッジ第5回 〜地域内の公共施設・空き家・空き地等のシェアによる活用〜

2022年9月21日に「シェアリングシティカレッジ 第4回」を開催しました。

今回のテーマは、「地域内の公共施設・空き家・空き地等のシェアによる活用でした。

人口減少局面における日本の社会において、地域内の公共施設や、民間が所有する空き家や空き地など、使われていない施設が増えてきています。
老朽化した施設のリノベーションや、デジタルを用いて稼働率を上げるための利用促進など、いくつものソリューションが生まれています。

シェアリングエコノミーの共助の仕組みを活用した関係人口創出についての事例について学んでいきました

開催概要

  • 日時:9月21日(水) 15:00〜16:30
  • 登壇者、登壇内容:
    • 基調講演①
      • デジタル庁 デジタル社会共通機能グループ 参事官補佐 一柳 泰基氏 「データ連携による土地・建物の管理の効率化」
    • パネルディスカッション
      • 秋田県湯沢市 まちづくり協働課 主任 高根 友美氏
      • 株式会社スペースマーケット 執行役員(VP of CS) 高尾 友喜氏
      • 株式会社Photosynth エンタープライズビジネス室長 大峯 洋人氏
      • シェアリングシティ推進協議会 事務局長 鏡晋吾

第1部:基調講演

第1部として、デジタル庁 デジタル社会共通機能グループ 参事官補佐 一柳 泰基さんより基調講演をいただきました。

テーマは「データ連携による土地・建物の管理の効率化」になります。

まずは、デジタル庁が取り組んでいる「ベース・レジストリ」について説明いただきました。

特に土地に関連する様々問題を図化したものがこちらになります。

データを連携することによって、不動産取引など行政間、民間における業務効率化の可能性や、それに伴う課題について共有いただきました。

これらの課題を踏まえ、政府としてあるべき姿について目指すべき姿を示していただきました。

第2部パネルディスカッション

第2部として以下のメンバーにてパネルディスカッションを行いました。

秋田県湯沢市 まちづくり協働課 主任 高根 友美氏

株式会社スペースマーケット 執行役員(VP of CS) 高尾 友喜氏

株式会社Photosynth エンタープライズビジネス室長 大峯 洋人氏

シェアリングシティ推進協議会 事務局長 鏡晋吾

まずは高尾さんの方から、あらゆるスペースを15分単位で貸し借りできる「スペースマーケット」のサービスの紹介ならびに、公共施設の遊休時間の活用事例などを紹介いただきました。

また秋田県湯沢市さんと進めている公共施設の管理業務DX化支援についてお話いただきました。

これを踏まえて、秋田県湯沢市の高根さんより、市民サービスの一環としてシェアリングエコノミーの活用についてお話をいただきました。

特に湯沢市は高齢化が進んでいる中で、持続可能なまちづくりを行う中で、官民連携による市民サービスの向上を目指して、シェアリングエコノミーの活用に積極的に取り組んでおられます。

続いて、Photosynthの大峯さんからは、スマートロック「Akerun」の事例をもとに、廃校をリノベーションした施設の事例を紹介いただきました。

 

本カレッジの動画や資料等の詳細は会員専用ページからご覧いただけます。

 

次回は10月19日(水)に「地域課題解決のためのモビリティシェア」をテーマに開催します。

ぜひこちらもご参加のほどお待ちしております。

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