熊本県上天草市にて地域おこし協力隊として「ローカルシェアリングエコノミー推進員」の募集を開始しました
熊本県上天草市では、シェアリングエコノミー事業を推進していく人材「ローカルシェアリングエコノミー推進員」を地域おこし協力隊として任用し、その募集を開始いたしました。今後、当市と本協会では、シェアリングエコノミーの利用を促進する人材の採用、育成及び技術的支援などを共同で行っていきます。
地域おこし協力隊は、地域課題の解決や地域活性化の目的で、都市部に住む人が、全国の地域に移住し「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年未満となっています。2021年度には約6,000人の隊員が全国で活動しており、総務省の調査によると任期終了後の約6割が地域に定住しているということで、一定の効果は出ております。(参考:総務省HP)
上天草市と当協会では、隊員任期終了後の更なる定住率向上を目指して、シェアリングエコノミーのプラットフォームを活用して収益を得る「シェアワーカー」を育成するプロジェクト「シェアワーカー育成プロジェクト」を地域おこし協力隊向けの研修として、2022年2月から実施しております。
また、2022年3月には「シェアリングエコノミーを活用した地域課題の解決に関する連携協定」を締結するなど、地域の課題解決にシェアリングエコノミーを活用する取組を進めてきたところです。
上天草市は風光明媚な景観と天草五橋を始め多くの景勝地が点在する熊本県内でも有数の観光地ですが、2004年に約36,000人であった当市の人口は2021年には約26,000人まで減少するなど、人口減少及び少子高齢化が急激に進行し、それに伴い、様々な課題を抱えています。
そんな中、官民が連携して地域の課題を解決していくことを目指し、2020年7月にシェアリングシティ推進協議会に入会され、シェアリングエコノミーを活用した地域課題の解決について検討をしてきました。
就任いただくローカルシェアリングエコノミー推進員には、当市や本協会と連携し、空間・移動・スキル・モノ等のシェアを通じて、防災・地域の足の確保・観光振興・就業機会の創出・子育て支援・コミュニティなどの課題を解決するために、国の取組や先行事例等を参考に、上天草市内にて活動いただきます。
募集要項
募集人員、活動概要、募集要件、待遇等については上天草市HPをご覧の上、ご応募ください。
今後、シェアリングエコノミー協会と上天草市は、積極的にシェアリングエコノミーのサービスを活用して、さまざまな地域社会的課題を解決し魅力的なまちづくりに尽力してまいります。