シェアリングエコノミー安全性確保に向けた 第3回国際会議(オンライン開催)

2020年6月22日〜24日、3日間に渡りシェアリングエコノミーの国際規格を開発する ISO の 専門委員会 TC 324(シェアリングエコノミー)の 第3回国際会議がオンラインで開催されました。

参加者は 日本、カナダ、アメリカ、中国、韓国、スイス,フラン ス、シンガポール、インド、英国のほか、欧州労働組合連合,国際消費者機構などから約45名。当協会からは事務局 シェアリングエコノミー認証制度タスクフォースの二宮が出席し、シェアリングエコノミーの国際標準化に関し積極的な議論を行いました。

今回は、以前から日本が進めていた「プラットフォームビジネスの安全性・信頼性に関する規格づくり」について、具体的な討議機関(ワーキンググループ)を設置することが大きな目標となっていました。日本政府(内閣官房)によるモデルガイドラインや、日本がイギリスの関係者と協力して作成した「bsi PAS 202」など、これまで協会が策定に携わったガイドラインなどを例にあげながら、国際的な枠組みの必要性について議論を行なった結果、ワーキンググループの設置に関して会議参加者の合意を得ることができました。

今後は、ワーキンググループの設置に向けた手続きを進めつつ、グループ内での議論を円滑に進めるための各国に関する事例収集・リサーチなどを進めていくこととなります。次回の総会(本年12月)までにワーキンググループを公式に設置し、具体的な規格策定に関する議論をリードすることを目標に協会として取り組んでまいります。

 

詳細は日本規格協会(JSA)の下記レポートよりご覧いただけます。

ISO/TC 324(シェアリングエコノミー)第3回国際会議(Zoom 開催)レポート
https://webdesk.jsa.or.jp/pdf/dev/md_4943.pdf