軒先パーキングも被災地支援、駐車場不足解消へ 利用者募集を呼び掛け

シェアリングエコノミー協会会員で駐車場のシェアシステム「軒先パーキング」を運営する軒先株式会社は22日、熊本地震災害支援の特設ページを公開しました。

シェアリングエコノミーを活用した被災地支援の協会会員の活動詳細をご案内します。

被災者や支援者、ボランティアらに駐車スペースを無料で提供

軒先パーキングでは、熊本地震により被災された方やボランティア関係者らを対象に、一部駐車スペースを無料で提供しています。被災地へ物資を運搬する震災支援関係者らの車両、ボランティア人員を移送する車両など駐車スペースを確保するための駐車場を案内しています。

同時に、被災地周辺にお住まいの方々に、空き駐車場の無料提供を呼び掛けています。駐車場の予約と登録などは特設ページでご確認ください。

会員登録は無料ですが、クレジットカードの登録が必要です。被災されてクレジットカードを無くされた方々については、電話などでの登録も対応されています。

軒先パーキング連絡先

電話:03-6869-3003
Eメール:info@parking.nokisaki.com

※いずれも受付時間は、平日9:30~18:00/土日祝9:00~17:00です。

 

軒先株式会社代表取締役の西浦明子氏にインタビュー

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協会からの要請とAirbnbの対応の早さをみて「できることをやらないと!」

シェアリングエコノミー協会からの「熊本地震の支援をお願いします」と呼び掛けがありましたので、わたしたちも何かしなければ!と思い発案しました。また、同じく協会会員のAirbnb(エアビーアンドビー)の対応の早さも支援企画を立ち上げたきっかけとなりました。

シェアリングエコノミー事業に携わる者として、「今自分たちにできることは何かないか?」という想いがありました。それに、ベンチャーだからこそ意思決定を早く動けるはずなのに、「リソースがないから」という理由で何もしないでいるのはおかしいなと感じました。

また、車中泊の方向けの駐車場が不足しているというニュースも耳に入ってきました。今後は熊本県外からボランティアの方々が車で流入することを考えると、圧倒的に駐車場が不足することが想定できます。

実は本日から軒先スタッフも熊本入りをしています。現地の駐車場に関する状況の把握に加えて、駐車場を提供してくださる方を探す活動を開始します。

物資供給などの緊急車両がスムーズに被災地へたどり着けるために

この度の震災発生後、社内ではオーナー様たち(軒先パーキング利用者)の安否を皆一同、心配しておりました。幸いにも熊本県内のオーナー様たちのご無事が確認できました。

被災された方々の車以外にも、ボランティア活動をされる方々やメディアなどの車両が被災地にあふれることが推測できます。本来優先的に通行すべき緊急車両や物資供給のための車両が、路上駐車や迷惑駐車により妨げられることは何としても避けなければなりません。そのためにも、車は然るべき場所に駐車しておく必要があります。
一般のお宅の駐車場、月極駐車場の空き区画などを開放いただくことで、被災地の混乱を少しでも軽減できればと思っています。