佐賀市と「シェアリングエコノミーを活用した佐賀市スマートシティ推進に関する連携協定」を締結しました

2025年6月30日、一般社団法人シェアリングエコノミー協会(以下、当協会)は、佐賀市と「シェアリングエコノミーを活用した佐賀市スマートシティ推進に関する連携協定」を締結いたしました。
本協定は、佐賀市において官民連携のもとシェアリングエコノミーを活用し、地域課題の解決や市民の暮らしの質の向上を目指す「シェアリングシティ」推進を目的とするものです。

協定書を手にする佐賀市 坂井英隆市長、当協会代表 石山アンジュ

調印式には、佐賀市においてシェアを活用したまちづくりを進める会員企業4社も参加しました。

(右から)トラストパーク株式会社 西岡氏、チャリチャリ株式会社 小柴氏、株式会社オプティム 徳田氏、当協会 石山、佐賀市 坂井市長、Airbnb Japan株式会社 谷口氏、当協会 髙田

■ 協定の名称

シェアリングエコノミーを活用した佐賀市スマートシティ推進に関する連携協定

■ 協定締結日

2025年6月30日

■ 協定の主な内容

本協定に基づき、以下の分野において連携・協力を進めてまいります。

(1) 各種シェアリングサービスの普及に向けた取り組みに関すること
(2) 推進方針に示す施策の方向性「スマート・ローカル!SAGACITY」の実現に寄与する取り組みに関すること
(3) 推進方針に定める、基本施策10分野の進捗度を推し量る、地域幸福度(Well-Being)指標において、数値が低い指標の数値改善に関すること

 

具体的な取り組み①シェアリングエコノミー協会によるシェアを活用する個人の育成

当協会では、地域に根差したシェアの担い手=“シェアワーカー”の育成にも力を入れています。2025年7月1日には、佐賀市立図書館にて「シェアワーカー入門講座」を開催予定で、当協会代表理事・石山アンジュが講師を務めます。

本講座では、シェアリングエコノミーの基礎やスキルシェアの事例を学びながら、「好き」や「得意」を仕事につなげたいと考える方々に向けて、柔軟な働き方の選択肢や可能性を紹介します。
地域の暮らしに寄り添いながら、多様なライフスタイルを支える“個の力”を育てることは、持続可能なまちづくりに欠かせません。こうした講座を通じて、市民一人ひとりが「自分らしい働き方」を見つけ、地域や社会とつながるきっかけを提供して参ります。

 

具体的な取り組み②佐賀市と取り組みを進める当協会会員企業の事例

なお、当協会の会員企業の中には、すでに佐賀市と連携し、スマートシティを推進する取り組みを進めている事例もあります。

  • チャリチャリ株式会社

・2024年4月に「シェアサイクルを活用した二次交通の活性化等に関する連携協定」を締結。
・同年5月より、自転車シェアリングサービス「チャリチャリ」を佐賀市内で展開開始。
・JR佐賀駅、佐賀城公園、SAGAサンライズパークなど60ポート、150台の自転車を設置し、佐賀市内の地域の二次交通を補完する役割を担う。
・佐賀市と連携し、地元企業や地域のみなさまのご協力をいただきながら、地域に根ざした交通モードづくりを推進。

  • トラストパーク株式会社

・佐賀市観光振興課と実施した車泊(くるまはく)の実証実験を実施。
・既存施設とキャンピングカーをシェアリングしたマイクロツーリズム×車泊モニター実証(2020年干潟よか公園、2021年やまびこの湯)を実施。
・2024年、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ× 車泊モニター実証を実施。

  • 株式会社オプティム

・2023年6月より「佐賀市公式スーパーアプリ」をリリース。
・「防災・教育・観光・交通・健康・生活」等、暮らしに役立つ情報の一元集約を実現。
・リリースから2年で、ダウンロード数が7万2千件を突破。
・マイナンバーカード連携によりデジタル市民証を発行し、イベントや避難所チェックインに活用。
・取り組みが外部機関からの評価も受け、5つの賞を受賞。

  • Airbnb Japan株式会社

2025年6月26日に連携協定を締結:https://news.airbnb.com/ja/saga-partnership/

 

当協会は今後も、全国各地の自治体と連携しながら、持続可能な地域社会の形成に向けた取り組みを進めてまいります。

 

 

<メディア掲載>

毎日新聞
佐賀市 地域課題を解決へ シェアリングエコノミー協会と協定 /佐賀
https://mainichi.jp/articles/20250701/ddl/k41/010/276000c