鴨川市

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基本情報

自治体名:千葉県鴨川市
都道府県:千葉県
自治体規模:市
自治体HP:http://www.city.kamogawa.lg.jp

シェアリングエコノミー活用の取り組み

概要

【その他】

地域コミュニティの活性化と、災害時の住民間の助け合いの促進に向けて、ご近所SNS「マチマチ」を活用。

取組主体:株式会社マチマチ

導入前の状況 (課題)

  • 鴨川市では急速な人口減少・少子化が進行している中、自治会などの地域自治組織への加入率も漸減傾向にあり、地域のつながりが希薄化していた。
  • 大規模災害時に共助の基盤となる地域をつくっていくため、近隣住民との交流や、地域のイベントへの参加の促進が課題となっていた。

課題に対する取組

  • 市政や各種イベント、防犯・防災、文化、スポーツなどに関する情報をマチマチに掲載。様々な情報を住民が一元的に把握できるプラットフォームとして、マチマチを活用。
  • 子育て世代を中心にマチマチのチラシを配布し、広く周知活動を行う。

導入後の状況 (取組の効果)

  • 協定締結後4ヶ月で、登録者が5倍となった(2019/7→2019/11)
  • 住民同士が気軽に繋がれるプラットフォームとして、世代間交流や子育て世代同士の交流が発生している。
  • 台風15号、19号接近時には近所の道路の状況や開いているお店・浴場の無料解放・避難所などの情報をマチマチを通してご近所さんに共有。行政が発信する情報を補完し、オンライン上での地域内での助け合いが発生した。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 広く利用者を増やすために、区のサイト、Facebook, Twitterでの呼びかけに加えて、施設、支所、保育園・幼稚園、小中学校でのチラシの設置・配布を行った。
  • また、転入届提出時にもチラシを配布した。
  • 地域の情報を可視化していくため、市職員や地域団体などが積極的にマチマチユーザーへ回答を実施

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 発表時の広報の強化、町会・自治会、商店会、NPO等の地域の組織団体への告知を行った。
  • マチマチのスタッフによる地域の組織・団体への告知・営業も行うことにより広く周知することに成功

民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 地域SNSを全国規模で展開しているサービスはマチマチ1社しかないため、公平性の確保のための取り組みは特に必要なし

サービスの安全・安心を確保するための取組

  • 事業者のマチマチのスタッフによる目視・システムによる監視。協定締結後、トラブル等は一切なし

補完・連携した既存の公共サービスの内容

  • 自治体が運営するTwitter、Facebook、区報、紙のチラシ等をマチマチに集約して情報発信している。

広域連携のための取組

  • 全国でのサービス運営のため、自治体を超えた横連携の取り組みが可能

残された課題、継続取組事項

  • 鴨川市では、台風15号時に住民によってマチマチ上で積極的な情報交換が行われ、被害状況の把握や不安の緩和に繋がった。今後より多くの住民へ周知を行うことにより、住民間の交流を促進し、復興の足がかりとなるよう取り組みを進める。

連絡先

株式会社マチマチ
社長室公共政策担当
浅井 昌子
public@machimachi.com
03-5708-5291

関連情報

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