厚木市

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基本情報

自治体名:神奈川県厚木市
都道府県:神奈川県
自治体規模:市
自治体HP:https://www.city.atsugi.kanagawa.jp

シェアリングエコノミー活用の取り組み

概要

【その他】

インターネットを活用した住民同士の交流を支援し、安心できるコミュニケーションプラットフォームを継続的に市民に提供するため、ご近所SNS「マチマチ」を活用。

取組主体:株式会社マチマチ

導入前の状況 (課題)

  • 厚木市では、ITの活用による市民サービスの向上に向けて、市民がインターネットを通して簡単に行政サービスを利用したり、住民同士で交流できるプラットフォームを独自に開発・運営していた。
  • しかし、スマートフォンの普及等による社会の変化などに伴い、操作性などへの対応が課題となっていた。
  • また、ユーザー増加や継続利用、管理の手間やコストも課題となっていた。

  • 今後も市民がふるさとの魅力の再発見や市民同士での情報交換を続けられる場を創出する必要があった。

課題に対する取組

  • 基本機能は無料、職員の手間のかからないご近所SNS「マチマチ」を活用。
  • 市の職員によるマチマチの説明会や、駅前のデジタルサイネージ、動画などを活用して積極的に住民に対してマチマチの周知活動を行う。
  • 下記の情報をマチマチ上で発信し市民サービスの向上を目指す。
    • 市政情報(イベント・各種事業等)
    • 街の話題
    • 定例記者会見

導入後の状況 (取組の効果)

  • 協定締結後3ヶ月で利用者数が3倍となった(2019/8→2019/11)
  • 住民同士が気軽に繋がれるプラットフォームとして、世代間交流や子育て世代同士の交流が発生している。
  • また、転入者からの地域に関する質問に対して既存住民から丁寧な回答が寄せられ、自然な形で地域コミュニティが形成されつつある。
  • 住民から厚木市の魅力やオススメのお店、公園などの情報が積極的に発信され、地域に対する愛着形成にも繋がっている。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 広く利用者を増やすために、区のサイト、Facebook, Twitterでの呼びかけに加えて、施設、支所、保育園・幼稚園、小中学校でのチラシの設置・配布を行った。
  • また、転入届提出時にもチラシを配布した。
  • 地域の情報を可視化していくため、市職員や地域団体などが積極的にマチマチユーザーへ回答を実施

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 発表時の広報の強化、町会・自治会、商店会、NPO等の地域の組織団体への告知を行った。
  • マチマチのスタッフによる地域の組織・団体への告知・営業も行うことにより広く周知することに成功

スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組

  • 厚木市職員による住民向け説明会の実施

民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 地域SNSを全国規模で展開しているサービスはマチマチ1社しかないため、公平性の確保のための取り組みは特に必要なし

サービスの安全・安心を確保するための取組

  • 事業者のマチマチのスタッフによる目視・システムによる監視。協定締結後、トラブル等は一切なし

補完・連携した既存の公共サービスの内容

  • 自治体が運営するTwitter、Facebook、区報、紙のチラシ等をマチマチに集約して情報発信している。

広域連携のための取組

  • 全国でのサービス運営のため、自治体を超えた横連携の取り組みが可能

残された課題、継続取組事項

  • 厚木市では、市の運営する交流サイトを利用していた中高年層の住民がマチマチに登録し、市の魅力を発信している。今後、子育て世代の住民への周知もさらに進めることにより、世代間交流やシビックプライドの醸成に取り組んでいく。

連絡先

株式会社マチマチ
社長室公共政策担当
浅井 昌子
public@machimachi.com
03-5708-5291

関連情報

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