大阪市
基本情報
自治体名:大阪府大阪市
都道府県:大阪府
自治体規模:政令市
自治体HP:https://www.city.osaka.lg.jp
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【需給ひっ迫の解消】
J1リーグ「セレッソ大阪」の試合時におけるヤンマースタジアム長居周辺の駐車場不足の解消に向けた取組み。
取組主体:akippa株式会社
導入前の状況 (課題)
- J1クラブである「セレッソ大阪」のホームスタジアム「ヤンマースタジアム長居」周辺は、試合開催時に多くのサポーターで賑わう。
- 一方、スタジアムの収容人数47,000人に対し、公式で紹介されている駐車場は約700台程度に留まり、慢性的な駐車場不足が課題。
- また、試合日当日の周辺エリアの混雑は、当エリアの周辺住民にとっての課題に繋がる。地域住民の健全な発達や社会貢献に注力するセレッソ大阪にとっても大きな課題となっていた。
課題に対する取組
2016年より、akippaとセレッソ大阪が連携。
1:セレッソ大阪サポーター向けに、予約制駐車場を提供。
2:コラボレーション企画によるシェアリングサービスの認知拡大、啓蒙活動。
→「セレッソ大阪わんわんペットデー」では、愛犬一時預かりサービスと連携し、予約制駐車場ならではの利便性をアピール。また子どもの日に、体験・参加型「シェアリングデー」企画で、ファミリーに啓蒙などのユニークな企画を実現。大阪ダービー開催時には、こまがわ商店街と長居スタジアムをつなぐMaaSの実証実験を行い、商店街の活性化にも取り組んでいる。
3:ヤンマースタジアム長居周辺の駐車場増大のための活動を展開。
導入後の状況 (取組の効果)
- ヤンマースタジアム長居周辺のakippa駐車場が、連携後10倍規模にまで増加。
- 駐車場台数の増加に伴い、周辺エリアの渋滞緩和に寄与。
- セレッソサポーターのakippa(シェアリング駐車場)認知率が増大。
➡ 今後も、セレッソ大阪との協働により、多くの生活者にサービス認知、利用活動を推進。
また、同取組がセレッソ大阪を通じてJリーグでも共有され、サッカークラブのみならず、多くのプロスポーツチームとの提携も 増加しており、同様の課題解決に向けて積極的な取組を実施中。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- セレッソ大阪とのコラボ企画により、生活者のさまざまなシーンや、層に向けての認知・啓蒙活動を実施中。
- 「セレッソ大阪わんわんペットデー」では、駐車場予約サービスとペット一時預かりサービスとを組み合わせることで、ペットを連れてサッカー観戦を楽しむ新たな体験を提案し、サービス利用に繋げる取組を実施。
- 子どもの日に、ファミリー向け体験・参加型企画「シェアリングデー」を共同にて開催。シェアリングサービスを提供する複数社が、それぞれの体験型イベントを実施し、楽しみながらサービスを認知するきっかけ作りを実施。
- 大阪ダービー開催時に「こまがわ商店街と長居スタジアムをつなぐMaaSの実証実験」を実施。サポーターが気軽に商店街へ足を運べるよう移動手段を提供し、商店街の活性化にも取り組む。
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- akippa会員向けの優待チケットの提供。
- スタジアム来場者に向けたフライヤーの配布。
サービスの安全・安心を確保するための取組
- 24時間365日対応のサポート窓口設置。
- 駐車場オーナーと連携した改善の取り組み。
広域連携のための取組
- Jリーグを中心としたプロスポーツチームとの提携の拡大。
- 地方自治体との取り組みの推進。
残された課題、継続取組事項
ヤンマースタジアム長居周辺のさらなる駐車場開拓が必要。
連絡先
akippa株式会社
広報グループ
森村 優香
morimura@akippa.co.jp
080-5313-8814