佐世保市

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基本情報

自治体名:長崎県佐世保市
都道府県:長崎県
自治体規模:中核市
自治体HP:https://www.city.sasebo.lg.jp

シェアリングエコノミー活用の取り組み

概要

【観光振興】

体験型観光マッチングサービスを活用することにより、多様化する観光ニーズに対応するとともに農家の人手不足の解消に向けた取組を実施。

取組主体:佐世保市、公益財団法人佐世保観光コンベンション協会

導入前の状況 (課題)

  • 近年、個人観光客や外国人観光客の増加による、観光客の多様化したニーズに柔軟に対応するため、地域主導の「着地型観光」による体験観光の必要性が増加。
    【観光客総数    :2000年 5,638,900人 ➡ 2018年 6,012,868人】(日帰・宿泊/個人・団体等総数)
    【外国人宿泊客数:2000年   122,700人 ➡ 2018年  139,658人】
  • 一方、佐世保市内には、体験観光に対応した施設や地域の提供体制整備が不足。
  • また、繁忙期と閑散期、豊作と不作等の雇用環境の不安定性を背景に、農業における労働力も不足。

課題に対する取組

  • 2013年4月より、(公財)佐世保観光コンベンション協会が主体となり、観光地域づくりと「ブランド観光地」化に着手。
  • 体験観光を提供する体制の整備を検討を行い、観光客ニーズ(体験型観光)と受け入れ態勢のミスマッチ(体験型観光に未対応)や観光客(ゲスト)と観光提供者(ホスト)のマッチングシステムの不存在などの課題が判明。
  • 地域の課題である農漁業の労働力不足に対応するため、農業業を体験するユニークな商品を開発。
  • 体験型観光マッチングサービス(TABICA、アソビュー、ソトアソビ)の活用によるゲストとホストのマッチングを実施。

導入後の状況 (取組の効果)

  • 収穫などの農作業の体験型観光商品を開発することにより、多様化する観光ニーズに対するととともに、不足する労働力を確保。体験型観光のホスト農家等には、労働力のみだけではなく、受入れ収入による、新たな副収入が発生。
  • 今後、更なる体験型方観光商品の創出により、満足度向上・佐世保ファンの獲得をはかるとともにリピーター化を図る。
  • 本市の体験型観光商品はプログラム数、利用者数ともに増加
    【体験型観光客数:2017年 189,271人 ➡ 2018年 261,172人】

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 「海風の国」佐世保・小値賀HP掲載、TABICA・アソビュー・ソトアソビ等体験観光WEB掲載/その他(SNS/紙媒体等)。

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 上記に加え、セミナー開催・戸別訪問・事例紹介等。

スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組

  • 佐世保観光情報センター(佐世保駅構内設置:年中無休9:00-18:00)における電話受付・窓口対応。

(民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 複数マッチングサービス事業者の紹介により単一事業者による固定化・独占化を回避。

法律や条例との整合性を確保するための取組

  • 公益財団法人佐世保観光コンベンション協会の旅行業資格保有者を増加させた。(協会:第2種旅行業)

補完・連携した既存の公共サービスの内容

  • 「海風ガイド」など観光ガイド派遣制度。(主催:公益財団法人佐世保観光コンベンション協会)

広域連携のための取組

  • 小値賀町と情報共有。(取り組み内容・効果等)

残された課題、継続取組事項

①コンテンツの磨き上げ・内容充実による満足度向上・リピーター率向上・利用者増加。
②取り組み事業者の拡大・事業範囲の拡大・事業効果の拡大。
③マッチングサービス提供事業者の評方法価(メリット・デメリット・強み・弱み・その他)。
④その他(2次交通アクセス、民泊等長期滞在化・定住化、地域間競争・連携、市場規模維持・拡大等)。
※体験型観光マッチングサービス・TABICAに唯一登録していた農業体験プログラムは現在中止

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