北九州市

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基本情報

自治体名:福岡県北九州市
都道府県:福岡県
自治体規模:政令市
自治体HP:https://www.city.kitakyushu.lg.jp

シェアリングエコノミー活用の取り組み

概要

【その他】

「まなび」をキーワードに個人間のスキルのシェアを促進するWeb上のプラットフォームを活用し、人々が思い描く働き方の実現と起業環境の更なる充実を図る。

取組主体:北九州市、ストリートアカデミー株式会社

導入前の状況 (課題)

  • 生産年齢人口が減少するなか、まちの生産性を向上させるには、「多様な働き方・生き方」ができる環境が必要。
  • 市では、起業・創業など新たな働き方への支援により、まちに新たなコト(付加価値)を産みだす施策を展開。
  • 産学金官が連携した起業支援コミュニティ「北九州スタートアップネットワークの会」を中心に、会員相互のつながりを通じたノウハウ、リソースの共有などを支援。
  • ・こうした「もちより、おすそわけ」による起業の流れをさらに加速させるには、それぞれの理想の働き方・生き方に必要となるスキルをこれまで以上に「気軽に」「手軽に」習得できる環境の整備が必要。

課題に対する取組

  • まなびのマーケットプレイス「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社と協働し、サービス内容を市民に広く紹介するためのセミナーや講座開設に向けた実践型ワークショップを開催。
  • ストアカを活用した「講座の開催(教える)」や「スキルの習得(学ぶ)」について、個別相談に対応。ケースに応じた伴走支援を実施。

導入後の状況 (取組の効果)

  • セミナー開催などを通じた市内関係者へのサービス紹介。
    ➡セミナー、ワークショップあわせ、2018年度のべ8回開催。62名の市民が受講。
  • 講師向けスキルアップ講座の開催。
    ➡複数の市民がストアカを活用した講座を開催(=スキルの伝達)。
  • 講座開催時の側面支援。
    ➡セミナー・ワークショップ等への後援。

  • 上記を通じて、北九州市で市民が自らのスキルを教える講座を開催する事例が、2018年度157件、2019年度は12月時点で335件まで増加。学ぶ側での市民の参加率も高まっている。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • ストアカのサービス内容やスキルのシェアに関するセミナーを開催。
  • ストアカを活用した講座開催に向けた実践的ワークショップを開催。

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 同上

スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組

  • Webサービスを活用する取組であり、インターネット環境があることが前提。

(民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 市は、新たなサービス(プラットフォーム)の紹介を実施。利用はあくまで個人の選択。

サービスの安全・安心を確保するための取組

  • 利用者はきちんとサービス内容を理解した上で、個人の判断で利用。

残された課題、継続取組事項

  • 地方では、都市部に比べリアルな人的ネットワークを重視する風土があるため、地方でのサービス普及には「人」の介在が不可欠。「いつでも」「直接」相談できるきめ細やかなアナログ対応が求められる。2018年よりストアカ社と地元団体がコラボし、常駐スタッフ(地域コーディネーター)を配置。
  • 講座の開催等に関心のある層は、すでに別の手法を活用しており、最近、ストアカと同様のサービスも増え始めている。サービス普及には、「ストアカでこそのメリット」の明確な提示が必要。

連絡先

北九州市
産業経済局商業・サービス産業政策課
大西 政寛
masahiro_oonishi01@city.kitakyushu.lg.jp
093-582-2050

関連情報

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