浜松市

  • 最終更新日:

基本情報

自治体名:静岡県浜松市
都道府県:静岡県
自治体規模:政令市
自治体HP:https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

シェアリングエコノミー活用の取り組み①

概要

【観光振興】

スペースシェアや体験型観光のマッチングサイトと提携することにより、中山間地域の活性化及び合併により増加した公共施設等の有効活用を図る。

取組主体:浜松市

導入前の状況 (課題)

  • 浜松市は、全国で2番目の市域面積を有し、海岸から山間部まで南北に伸びる市域には、都市部、過疎地域など多彩な地域を含む国土縮図型政令指定都市
    (1)中山間地域の人口減少は顕著であり、定住人口、交流人口の拡大が課題
    (2)平成2005年の12市町村合併により、大幅に増えた公共施設について、施設の統廃合を行っているが、 遊休となった資産の有効活用が課題
    (3)大規模イベントの実施に当たり、会場附設の駐車場で収容しきれず、周辺渋滞が発生。

課題に対する取組



(1)TABICAとの連携による中山間地域の観光体験プラン提供
(2)スペースマーケットとの連携により遊休資産の情報を Webページに掲載
(3)イベント会場の一時的な駐車場需要に対応するため、タイムズ24株式会社、損害保険ジャパン日本興亜株式会社との連携によるイベント会場近隣の住宅及び事業所等の遊休スペースを活用した駐車場シェアの実証実験を実施。(浜松城公園さくらまつり、インターハイバドミントン大会)

導入後の状況 (取組の効果)

(1)中山間地域の魅力を全国に発信するとともに、地域住民が地域の魅力を再発見する機会となる。
(申込件数)
取組前 0件 → 取組後 2件
(2)本市魅力を全国に発信することができ、Webページを通じた遊休資産の活用申出が2件あり。
(3)浜松城公園さくらまつりでは、登録156台(延べ利用34台)インターハイバドミントン大会では、 登録215台(延べ利用126台)となり、来場者の利便向上と周辺の交通渋滞抑制に一定の効果があり。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 広報はままつ(2017年6月号)市長コラムにおいてシェアリングエコノミーの取組を掲載(「シェアリングが社会を変える」)。
  • 浜松市webページへシェアリングエコノミーの取組について掲載。
  • 体験・イベント情報を株式会社ガイアックスが運営するTABICAのWebページ(体験型日帰り旅行を提供)へ掲載し、首都圏をはじめ、全国に向けて発信。
  • スペースマーケットのwebページに浜松市の特設ページを開設・運営し、市有施設及び民間施設を掲載。

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 大規模イベントの実施に当たり、会場附設の駐車場で収容しきれず、周辺渋滞が発生することが見込まれるため、損害保険ジャパン日本興亜株式会社及びタイムズ24株式会社と駐車場シェアの協定を締結。2018年に実証実験を実施。

その他

  • シェアリングエコノミーの考え方を習得するため、2016年度から2年連続で株式会社スペースマーケットへ職員を派遣することで、ノウハウを蓄積し自治体経営の補完サービスとしての活用をさらに推進

残された課題、継続取組事項

  • 「シェアリングエコノミー」という概念の浸透に向けた普及啓発。
  • シェアリングサービスの導入分野の更なる拡大。
  • 民間事業者の自発的な事業実施が理想であるが、自治体としてどの程度関与するかが今後の課題。
  • 成熟社会における有効な行政運営のひとつの手法であるばかりか、地域経営手法として期待されるものであり、庁内はもとより地域における取組の拡大を期待。

連絡先

浜松市
企画調整部企画課
鈴木 貴裕
kikaku@city.hamamatsu.shizuoka.jp
053-457-2241

シェアリングエコノミー活用の取り組み②

概要

【その他】

フードシェアリングサービス「TABETE」を活用した食品ロス削減に向けた実証実験。

取組主体:浜松市、株式会社コークッキング

導入前の状況 (課題)

  • 食品ロス削減推進法の成立、SDGs未来都市としての取組み推進、政令市で1人1日当たりの家庭系ごみ排出量最少を目指すごみ減量天下取り大作戦の展開など、本市における食品ロス対策は喫緊の課題である。
  • 本市内においては、事業者から出るもえるごみは毎年80,000t程度あり、 そのうち、 概ね10,000t程度は、飲食店などから出る食品ロスによるものと推計している。

課題に対する取組

  • 平成30年度に開催されたパブリックピッチでの㈱コークッキングからの事業提案を受け、本市と㈱コークッキングとの間で連携協定を締結し、フードシェアリングサービス「TABETE」との連携による実証実験を令和元年10月より開始した。
  • 市内でのTABETEアプリ普及を通じて、食品ロスとなりそうな調理済み食品と消費者とのマッチング機能が、市内の食品ロス対策に対して有効なものか検証するもの。

導入後の状況 (取組の効果)

【普及に関する取組実績】
  • 実証実験の目的として、市のごみ減量施策及びSDGs対策推進のため、市民の消費行動を変えるツールとしてアプリを活用していく。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 市HPや広報誌、SNSで周知

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 店舗事業者向けチラシの配布
  • 店舗事業者向けセミナーを開催
  • 協力金融機関や関係団体を通じた呼びかけ
  • イベントでのユーザー向けチラシの配布

スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組

  • Web版サービスの周知

補完・連携した既存の公共サービスの内容

  • 食品ロス削減協力店への店舗登録呼びかけ

広域連携のための取組

  • アプリユーザーは市内在住・在勤者を対象

残された課題、継続取組事項

  • 首都圏等と比較した際、マッチング率の向上が課題となっている。引き続き、参加店舗の拡充と、モニターの募集に努めていく。

連絡先

浜松市
企画調整部企画課
鈴木 貴裕
kikaku@city.hamamatsu.shizuoka.jp
053-457-2241

ロゴ画像

関連情報

都道府県

連携シェアサービス