関市
基本情報
自治体名:岐阜県関市
都道府県:岐阜県
自治体規模:市
自治体HP:https://www.city.seki.lg.jp/
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【需給ひっ迫の解消】
地域住民が有するスキルを活用して観光ガイド不足に対応するとともに、市内大規模イベント時の宿泊施設の不足を民泊の活用により解消する取組。
①地域体験シェアサービスの活用により、新たな着地型観光・地域体験メニューの創出
②市内の大規模イベント時の宿泊施設不足をイベント民泊により吸収
取組主体:関市
導入前の状況 (課題)
- 関市には日本刀鍛錬や小瀬鵜飼をはじめ、地域の宝や魅力ある観光コンテンツが豊富に存在するものの、面的観光として活用しきれていないのが現状。
- 一方、観光客へのアンケート調査によると、関市には来訪する観光客は自家用車で来訪する日帰り客が多数で、観光客一人あたりの観光消費額が低い状況。
- また、市内の宿泊施設の客室室数が100室程度のため、大規模イベント時の一時的な宿泊需要の増大も課題。
課題に対する取組
- 地域体験シェアサービスのTABICAと連携し、市の新たな観光資源の掘り起こしを進めるため、地域おこし協力隊2名を対象にTABICA体験メニューのプランニング研修を実施し、地域体験観光に関するコーディネーターを養成。
- 地域の古民家をコワーキングスペースやカフェなどの「人」が集まる拠点として有効活用するとともに、新たな着地型観光・地域体験メニューの提供をスタート。
- スペースシェアサービスのスペースマーケットやairbnb、パソナと連携し、刃物のまち関市の一大イベントである「刃物まつり」において、イベント民泊を実施。
(※令和元年度の「第52回刃物まつり」は台風により中止)」
導入後の状況 (取組の効果)
- 体験メニュープランニング研修後の地域おこし協力隊が中心となり、地域体験観光メニューを企画し、TABICAのサイトで募集開始、観光体験を実施。
- 「刃物まつり」におけるイベント民泊では、スペースマーケットに累計3名のイベント民泊ホストが登録し、日本人累計1組がゲストとして宿泊。airbnbでは累計8名のイベント民泊ホストが登録する中、外国人累計3組がゲストとして宿泊。
- イベント終了後、イベント民泊ホストは正式な民泊の実施に向け、行政のフォローアップを受けながら申請・登録を行う。イベント民泊の実施により新たな観光資源が創出。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 市ホームページ、市広報紙、SNSによる周知、市民向け「シェアリングエコノミーセミナー」の開催。
- 地域おこし協力隊と地域委員会(地域自治組織)の連携による情報発信。
- 市民向けセミナーの開催。
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- ホスト掘り起こしのための説明会の開催、まちづくり市民会議によるワークショップの実施。
- 市専用のSNSによる取組発信。
残された課題、継続取組事項
- 市の新たな観光資源創出のため、着地型観光・地域体験メニューの造成(TABICAの積極的活用)、市域内各種イベントとの更なる連携。
- 地域住民自らが地域の宝を発信できる仕組みづくりを図るため、地域おこし協力隊と地域委員会(地域自治組織)との連携の拡大。
- 「シェアリングエコノミー」の取組を普及・促進させるため、市民向けセミナーの開催、市内事業者や団体との連携、スマホ利用者の更なる拡大を図る。
連絡先
関市
企画広報課
中山
kikaku@city.seki.lg.jp
0575-23-9290
ロゴ画像
