金沢市
基本情報
自治体名:石川県金沢市
都道府県:石川県
自治体規模:中核市
自治体HP:https://www4.city.kanazawa.lg.jp
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【その他】
フードシェアリングサービス「TABETE」と金沢市の協働により、食品ロス削減を図る。
取組主体:金沢市、株式会社コークッキング
導入前の状況 (課題)
- 金沢市では、食品ロス対策として、家庭で余っている食品を持ち寄り、それらをまとめて福祉施設等に提供する「フードドライブ活動」等を実施していた。
- 一方で、飲食店等から出る事業系の食品ロス削減について、効果的なアプローチができていないという課題があった。
課題に対する取組
- 「フードシェアリング」を金沢市に導入することにより、市内飲食店等から発生する余った食品による食品ロスを削減することを目的とし、本事業を実施する。
- ウェブアプリ「TABETE」を活用し、金沢市にてフードシェアリングを展開する。市内の飲食店等に参加を募ると同時に、 市民等にアプリへの登録を促す。 店舗募集にあたっては、市が予算措置を講じて、市内の業者に委託し、取組の紹介・申込受付・市への報告を行う。
- 「TABETE」はユーザー数や店舗の利用状況、登録者の使用状況等について市に報告する。
導入後の状況 (取組の効果)
金沢市と「TABETE」を運営する株式会社コークッキングの連携により、市内の飲食店等にTABETEの登録を推進しており、令和2年3月現在で約50件の飲食店等がTABETEの登録を行い、食品ロス削減に貢献している。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 市と会社(株式会社コークッキング)の各ホームページやSNSで周知
- 各種メディアへの取材対応による認知向上
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- 市と会社で連携して、飲食店等を訪問し、登録店舗を確保
- メディアに取り上げられることによる利用者の認知と信頼の向上
スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組
- 出品する飲食店に対して、パソコンを利用した出品方法の説明など丁寧なフォロー
- 必要に応じて出品の代行も実施
サービスの安全・安心を確保するための取組
- 株式会社コークッキングは、シェアリングエコノミー協会の会員となっており、協会の知見・ノウハウを活用
法律や条例との整合性を確保するための取組
- 事業実施にあたって、必要に応じて弁護士に相談
広域連携のための取組
- 「TABETE」は、金沢市のほかにも複数の自治体と連携による取組を推進
残された課題、継続取組事項
- 市内における「TABETE」導入店舗の拡大と、登録飲食店等に出品を促す環境づくり。
連絡先
金沢市
環境局環境政策課
森 晶子
kansei@city.kanazawa.lg.jp
076-220-2304