南砺市
基本情報
自治体名:富山県南砺市
都道府県:富山県
自治体規模:市
自治体HP:https://www.city.nanto.toyama.jp/
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【就業機会の創出】
フリーランスと人材(人手)不足の地元中小企業・農家等とマッチングするサービスを導入し、担い手不足の解消や交流人口の拡大を図る。
取組主体:南砺市
導入前の状況 (課題)
- 富山県南砺市の人口減少で移住対策が急務。
- 地域内にある移住体験ハウスの稼働率は365日のうち10%程度しか稼働していない現状。
- 慢性的な労働者・担い手不足。
- 市内は専門職の人材が不在。
課題に対する取組
- 以下の説明会を開催
- 都内のフリーランスへ、南砺市で地域で暮らしながら働く「さすらいワーク」を提案
- 地域の人材不足にフリーランス人材の採用を住民向けに提案
- 周知・集客:クラウドソーシング大手ランサーズを利用して、南砺市に来訪して仕事をする人材を募集
- 地域内の仕事マッチングには地域内コーディネータが支援
- 地域外フリーランスが働きやすいよう移住体験ハウスを利用できるように規約改定
導入後の状況 (取組の効果)
- さすらいソノトチワーク事業等で移住検討者が利用する移住体験ハウスの利用数が2017年度は33件であり、堅調に推移している。
- 2018年度も引き続き「さすらいソノトチワーク事業」を実施し、1月末現在で9件の仕事がマッチングされた。
- SNS上などで南砺市の南砺市のFacebookコミュニティに200名以上のファンが集っている。
- また、事業者に向けた説明会を随時開催し、募集の方法、工夫の仕方、応募者の選考方法など、不安に思われる部分について対処方法などを説明し、理解を深めている。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 地域での説明会開催、チラシ配布。
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- メルマガ配信、東京にて説明会開催。
スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組
- コーディネータを介した仕事発注・決済代行。
サービスの安全・安心を確保するための取組
- (移住体験ハウス利用のため)身分証明書の提出を義務付け。
法律や条例との整合性を確保するための取組
- 委託業務と雇用契約との違いや労働者派遣法など法令理解をするための説明会をランサーズが主催し開催。
補完・連携した既存の公共サービスの内容
- 移住体験ハウスの利用、「なんと・わがまま!移住体験ガイド」の実施。
残された課題、継続取組事項
- 実際に人材不足の問題を抱えているのは農業や建設現場などが多い。しかし、ソーシャルワークサービスの会員の「フリーランサー」はプログラマー、デザイナー等IT向けであるため、労働力となりにくい。
- 受注者は実際に南砺市へ訪問し、発注者と対面して仕事を行ってもらうことになるが、ネット上でマッチングを行うため、顔やスキルが見えない相手と契約を行わなければならず、発注者は不安が残ったまま受け入れることになる。
連絡先
南砺市役所
南砺で暮らしません課
池田 祐悟
ikeda.yugo@city.nanto.lg.jp
0763-23-2037
ロゴ画像
