屋久島町

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基本情報

自治体名:鹿児島県熊毛郡屋久島町
都道府県:鹿児島県
自治体規模:町 / 村
自治体HP:http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/

シェアリングエコノミー活用の取り組み

概要

【就業機会の創出】

都市部在住の複業人材を活用し、ふるさと納税特設サイトを開設。寄付者をファン化(=関係人口)し、継続的な地域産業の支援を目指す。

取組主体:屋久島町

導入前の状況 (課題)

  • コロナウイルス感染拡大に伴い、観光客及び観光収入が減少。
  • 観光収入を補うためにふるさと納税を強化したいが、以下3点の課題あり。
    (1) 各種ポータルサイトに出店しているが、情報を集約した場所がない。
    (2) 役場HPにおけるふるさと納税の訴求が弱い。
    (3) 寄付で終わっている→寄付者をファン化し、継続的な関係性を構築。

課題に対する取組


①複業人材を活用したふるさと納税特設サイトを開設
https://yakushima-furusato.jp/

  • 株式会社トレジャーフットが運営する地場産業特化型の複業人材マッチングサービス「Treasurefoot」を利用し、都市部在住のデザイナーとカメラマンを活用。
  • サイト完成後のリリース作成等の広報も複業人材を活用。

②寄付者と地域事業者のマッチング

  • 返礼品目当ての納税から、応援したい自治体への納税へ移行を目指す。
  • 2021年度、寄付者をファン化(=関係人口)するイベント実施予定。

導入後の状況 (取組の効果)

①2020年12月10日 ふるさと納税特設サイトを開設・広報開始

②寄付者と地域事業者のマッチングイベント年6回実施予定

  • 1回のマッチングイベントで、総勢10名(寄付者及び寄付見込み者)との交流を図る予定。
  • 年間で60名をオンラインイベントを通して継続的なつながりを生み出し、その先に地域事業者や屋久島が抱える地域課題解決に向けたスキルシェアを目指す。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • プレスリリースの配信。
  • 各種SNSでの発信。

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 2021年度のオンラインイベント実施に向け、地域事業者や寄付者への告知、集客を実施。
  • 未寄付者に対してもオンラインイベントをフックに告知、集客を実施。

スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組

  • 屋久島内の港、主要観光スポット等にポスターを掲示。

民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 複業人材の活用にあたり、事前に各種調査。

サービスの安全・安心を確保するための取組

  • 複業人材を活用することにより、これまでできていなかったサイトのセキュリティ対策を強化。

広域連携のための取組

  • 屋久島経済新聞に情報を共有。
  • ふるさと納税の拡充を目的に。

残された課題、継続取組事項

  • オンラインコミュニケーションが普及したことにより、これまで以上に物理的距離に囚われず複業人材のスキルを活用できる環境が整った。
  • 特設サイトは複業人材、屋久島町役場、トレジャーフットの3者で完結したが、2021年度の関係人口創出を目的としたオンラインイベントは地域事業者の理解、協力が不可欠になるため、関係人口・複業人材の活用といった先進的な取り組みに対するナレッジ・マインド共有が課題。

連絡先

屋久島町
観光まちづくり課
田口 剛
furusato@town.yakushima.kagoshima.jp
0997-43-5900

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