鳥取県
基本情報
自治体名:鳥取県
都道府県:都道府県
自治体規模:
自治体HP:https://www.pref.tottori.lg.jp/
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【就業機会の創出】
都市部のハイスキル人材を鳥取県の中小企業へ副業社員としてマッチングし、地域産業の活性化、関係人口の増加に繋げる。
取組主体:鳥取県、鳥取県立ハローワーク
導入前の状況 (課題)
- 人口減少、特に労働人口の減少、人口流出が課題。
- 市内におけるハイスキル人材、特に事業の拡大に必要な企画系人材の不足。
- 慢性的な経営課題に対する打ち手がない。
- 副業人材の活用という概念・イメージが中小企業経営者にない。
課題に対する取組
「とっとり副業兼業プロジェクトー鳥取で週一副社長ー」を発足。
- 「SkillShift」を利用して都市部のハイスキル人材を副業人材として採用。
- 地域の中小企業向けにセミナー、ワークショップを開催。
①経営企画・マーケティング・広報・人事・商品開発等の強化の重要性の啓蒙
②活用事例と活用方法を伝達
導入後の状況 (取組の効果)
- 93社(103求人)が副業人材の募集を開始。
- これまで正社員求人に対して、応募がなかった企業が「副業求人」にしたところ、
103求人にのべ1,200名以上の応募が集まり、50社が60名以上の副業人材を採用。 - 経営企画等において、これまで中小企業が着手出来なかった人材育成をはじめ、マーケティング・情報発信の強化で活躍。
- また、外部の人材が入ることで、何が強みで何が弱みかを客観的に整理でき、それをもとに着手できなかった業務改善が可能に。
- 地域に縁のある方だけでなく、今回の副業で初めて関係が出来た人もいて関係人口の増加に寄与。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 提携に関するプレスリリースを実施。
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- 市内中小企業向けには商工会や地銀と連携し告知、集客の実施。
スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組
- ワークショップを行い、その場でアンケート用紙に記入してもらい入力の代行を実施。
サービスの安全・安心を確保するための取組
- セミナーで採用方法に関してノウハウを伝達。
残された課題、継続取組事項
- 都市部人材のスキルシェアは地域企業にとって無理なく有効活用でき、副業人材を採用した企業から非常に高い満足度と評価を獲得。
- 一方でそうした「先進的な取り組みを行う経営者を集める」ことが非常に困難で、副業人材の活用に関するナレッジのシェアなどが今後の課題。
- 地域金融機関や商工会など、地域経済の活性化を使命とする機関との密な連携が必要。
連絡先
株式会社みらいワーク
ESG推進部 Skill Shift
鈴木 秀逸
Skill-shift_sales@mirai-works.co.jp
03ー5860ー1837