三宅町
基本情報
自治体名:奈良県磯城郡三宅町
都道府県:奈良県
自治体規模:町 / 村
自治体HP:https://www.town.miyake.lg.jp/
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【子育て支援】
(1)住民主導による子育て等共助コミュニティ形成方策の実装推進。
(2)子育て支援等を中心とした持続可能な住民共助を実現するICTプラットフォームの実装推進。
取組主体:三宅町、株式会社AsMama
導入前の状況 (課題)
- 三宅町では 2040 年 5,900 人、2060 年に人口 5,100 人を人口ビジョンに掲げているが、自然減に加え、若者の減少が著しく出生率の維持向上が不可欠。
- 公民館の老朽化に伴い、子育て支援センターやコワーキングスペース、レンタルスペース等を備えた複合施設を新設、同施設内利用促進が必要。
課題に対する取組
(1)住民主導による子育て等共助コミュニティ形成方策の実装推進
- コミュニティ形成方策に必要な人材の発掘及び育成。
- 共助コミュニティ形成実現に必要な支援(情報発信、住民交流のための企画実施、託児支援業務等のノウハウや仕組み、保険適用の提供等。
(2)子育て支援等を中心とした持続可能な住民共助を実現するICTプラットフォームの
実装推進
- 住民専用コミュニティの設計及び、周知、登録、活用促進。
- 住民専用コミュニティが安心安全に運営されるための仕組み(保険の適用等)と体制整備(問合せ窓口の設置等)の実施 等。
導入後の状況 (取組の効果)
住民専用コミュニティアプリを設計し、実装。
- 活動説明会、交流イベント、町広報記載等により、住民専用コミュニティアプリや取組みの周知を実施。
→アプリ登録数127人(2021年1月末) - コミュニティの担い手(シェア・コンシェルジュ)を発掘・育成するための説明会、研修会を実施。
→担い手数14人(2021年1月末)
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 町広報へ情報掲載。
- マンスリー・チラシを作成し、子ども園、子育て支援センター等で配布。
- マスメディアアプローチ。
- 町、町長、AsMama等のSNSによる周知。
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- 現地での活動説明会、オンラインでの活動説明会の実施。
- 子ども園、子育て支援センター等でのアプリ案内チラシ配布。
- 既存のボランティア団体等に対する説明会実施。
スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組
- 説明会、交流会開催内でのアプリのリアルな登録支援の実施。
- シェア・コンシェルジュが地域でのサポートを実施。
民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組
- 事業者選定に際し、プロポーザルを実施。
サービスの安全・安心を確保するための取組
- 「子育てシェア」問い合わせは事業者サイトに設置。
- 「子育てシェア」では全支援者に損害賠償保険を適用。
- シェアリングエコノミー協会の認証マークを取得している事業者と連携。
補完・連携した既存の公共サービスの内容
- 複合施設「miimo」等との連携。
広域連携のための取組
シェア・コンシェルジュは、エリア内に限定せず、近隣地域からの参加も可。
残された課題、継続取組事項
- シェアリングが成立するコミュニティ形成のため、さらなる会員数増。
- コミュニティの担い手「シェア・コンシェルジュ」が自主的に、交流の場や送迎・託児、モノ、予定等のシェアを生み出していけるよう研修の充実。
- 複合施設「miimo」オープン後、施設内でのあずかりあいや、交流の場作りを実施。
連絡先
株式会社AsMama
川添 華子
hanako.kawazoe@asmama.co.jp
045-263-6433