小田原市

  • 最終更新日:

基本情報

自治体名:神奈川県小田原市
都道府県:神奈川県
自治体規模:施行時特例市
自治体HP:https://www.city.odawara.kanagawa.jp/

シェアリングエコノミー活用の取り組み

概要

【地域の足の確保】

EVに特化したカーシェアリングを行うとともに、EVを「動く蓄電池」と捉え、地域においてエネルギーを無駄なく利用する地域エネルギーマネジメントを実施し、脱炭素型の地域交通モデルの構築を目指す。

取組主体:株式会社REXEV

導入前の状況 (課題)

  • 小田原市は、持続可能な地域社会の構築に向け、基盤となるエネルギー政策を公民連携して推進、再生可能エネルギーの導入拡大施策を展開。
  • 2030年のみならず2050年の脱炭素社会の実現を見据え、新たなモデル事業の創出、多様なプレーヤーとの連携により、地域の課題解決にリンクした、自立的かつ加速度的な再エネ拡大の基盤をつくることが今後の課題。

課題に対する取組

  • 持続可能なまちづくりに向けては、限られた資源を有効活用し、増大するインフラ整備・維持の負担を抑えつつ、効率的に活用することが重要。
  • 2019年から株式会社REXEV、湘南電力株式会社と小田原市が連携し、エネルギーマネジメント連動型EVシェアリング事業を実施。
  • “動く蓄電池”として地域エネルギーインフラの一部としても活用する等、マルチユースにより“シェア”し、社会的な導入コストの低減と住民サービスの向上の両立を図っている。

導入後の状況 (取組の効果)

  • 2020年6月にEV20台を導入し、株式会社REXEVが一般にサービスを開始。現在、47台に拡大し、順次ステーションを追加。
  • 会員数は現在約800を超え、小田原市内だけでなく、近隣の市町にもステーションを拡大。
  • 今後、2022年までに100台のEV導入を目指す。
  • 地域新電力とのセクターカップリングメニューや地域と連携したイベントでの活用など、様々なパートナーシップでの取組を実施。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 市HP、広報誌、SNSで周知。
  • イベントでのチラシの配布。

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • オープンイノベーションの舞台として市内外の事業者向けの連絡会議を開催。
  • 事業者や市が、地元企業や近隣自治体を訪問し説明を実施。

民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 事業に係る企業や近隣の市町を含む連絡会議を組織し、新たな取組・連携の共創の場として活用。

サービスの安全・安心を確保するための取組

  • 24時間体制のカスタマーセンターを設置(株式会社REXEV)。

補完・連携した既存の公共サービスの内容

  • ワーケーションプランを提供する施設と連携し、EVを動く電源としたメニューを構築。

広域連携のための取組

  • サービスの提供範囲及びステーションの設置場所については、市内限定はせず近隣市町村も対象。
  • 事業に係る企業や近隣の市町を含む連絡会議を組織。

残された課題、継続取組事項

  • サービスに供するEVラインナップの拡大、ラウンドトリップの検討によるさらなるサービスの向上、EVの調整力を束ねたバーチャルパワープラント活用など。

連絡先

小田原市
環境部エネルギー政策推進課
倉科 昭宏
energy@city.odawara.kanagawa.jp
0465-33-1424

関連情報

都道府県