福岡市

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基本情報

自治体名:福岡県福岡市
都道府県:福岡県
自治体規模:政令市
自治体HP:https://www.city.fukuoka.lg.jp

シェアリングエコノミー活用の取り組み①

概要

【需給ひっ迫の解消】

駐車場シェアリングサービスと提携し、アビスパ福岡のゲーム開催時にスタジアムの市営臨時駐車場へ予約制導入。入庫時の混雑軽減や来場者の利便性向上に貢献。

取組主体:アビスパ福岡

導入前の状況 (課題)

  • J2クラブチームアビスパ福岡のホームゲーム開催時、スタジアムへの入庫待ちの車両で渋滞が発生。
  • 早い時間に行かないと、駐車場に停めることができないため、試合開始までかなり待つことが発生。

  • アイドリング状態での待機のため、環境に良くない。
  • 周辺道路の混雑を誘引し、近隣住民の住環境悪化。
  • 特に自動車で行きたい小さな子どもがいるファミリー層などは待機時間を懸念して気軽に応援に行けず。

周辺環境への悪影響、ファミリーファンの損失。

課題に対する取組

軒先Webページイメージ

  • 福岡市、アビスパ福岡、軒先パーキングが連携し、市営のスタジアム臨時駐車場へ予約制システムを導入。
  • 予約制導入に合わせてスタジアム近隣の未利用スペースも開拓。スタジアム以外の駐車スペースも確保。

導入後の状況 (取組の効果)

  • 予約制のため、利用者の入庫時間が分散。
  • 待ち時間がなくなった。

    入庫渋滞が緩和。
    アイドリング待機が無くなりエネルギーの無駄・環境への影響など抑制
    キックオフ直前に来場できるため、子供がいるファミリー層の来場促進に寄与。
  • 2018年4月より有料化(540円/台)。設備・システム等の費用は一切かけずに収益化に貢献。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • Jリーグ加盟のプロサッカークラブ「アビスパ福岡」が予約制駐車場シェアサービス「軒先パーキング」を運営する軒先株式会社と提携。アビスパ福岡ならびに軒先社WEBサイトやSNSで告知し認知拡大に寄与。
  • 軒先社において、レベルファイブスタジアム専用Webページを用意。アビスパ福岡サポーター以外の利用者への認知拡大に寄与。

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 試合開始前、スタジアム電光掲示板で予約制駐車場を告知
  • 来場者へ予約制駐車場の告知チラシを配布。
  • アビスパ福岡WEBサイトならびにSNSにてサポーター向けに広報
    → 600台の募集に対し、初回は1週間で満車。3回目の実施時は予約受付開始後3時間でほぼ満車になる、など利用者が急拡大。

その他

  • 予約だけ取って当日来ない人の対策として、スマホのGPSを利用したチェックイン機能を搭載

残された課題、継続取組事項

  • 出庫は渋滞してしまうため、帰宅時間をずらす施策が必要。
  • 予約駐車場のさらなる拡大(650台⇒2,000台へ)。
  • 近隣未利用スペースのさらなる開拓。

連絡先

一般社団法人宮城インバウンドDMO
事務局長/マネージャー
山根 弘陽
info@miyagidmo.org
0224-87-8081

シェアリングエコノミー活用の取り組み②

概要

【地域の足の確保】

「福岡スマートシェアサイクル事業」を令和2年4月から開始。シェアサイクル「チャリチャリ」の活⽤促進によって、都⼼部における回遊性向上、放置⾃転⾞の減少などの⾃転⾞対策の課題解決を図る。

取組主体:neuet株式会社、福岡市

導入前の状況 (課題)

  • 都心部への自動車流入抑制、来訪者等の回遊性向上、放置自転車の減少などの課題解決の観点から公共交通を補完する交通手段が求められていた。
  • 平成27年3月策定の「福岡市総合交通戦略」において、上記の課題解決に向けた取組方針として「自転車共用システムの導入支援」を掲げた。

課題に対する取組

  • 平成30年6月から令和2年3月まで「福岡スマートシェアサイクル実証実験」を実施。
  • 実証実験の結果として、都⼼部内の回遊性向上など⼀定の効果が認められたことから、令和2年4⽉から「福岡スマートシェアサイクル事業」としてスタート。

導入後の状況 (取組の効果)

  • 都心部に起伏が少ない福岡市の特性にマッチしたこともあり、実証実験開始月は約8千回であった利用回数が、令和2年8月には25万回を超え、約30倍に成長
  • サービス提供エリアについては順次拡大しており、実証実験開始時は112ヶ所であったサイクルポートも約340か所に増加し、利用者にとってより使い易い環境を提供。
  • 来訪者等の回遊性向上、放置自転車等の課題解決効果については検証中。

取組のポイント

サービスの認知度向上のための取組

  • 市HPや広報誌で周知し、事業者においてもSNS等で周知

サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組

  • 放置されているシェアサイクル(チャリチャリ)の報告やポートに返却することにより、事業者が無料チケットを配布
  • 都心部や駅周辺ではサイクルポートの確保が困難であることから、市有地(公共施設・公園・駐輪場など)を提供

民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組

  • 実証実験フェーズ、事業実施フェーズともに、運営事業者を提案協議にて選定

サービスの安全・安心を確保するための取組

  • 定期的に自転車利用のルール・マナーについてアプリ上にて配信

法律や条例との整合性を確保するための取組

  • 自転車安全利用五則に基づき、利用者へのルールを啓発
  • 深夜利用時には飲酒の有無を乗車前に確認

残された課題、継続取組事項

  • 利用マナー(走行・駐輪方法など)の更なる向上。

連絡先

福岡市
道路下水道局管理部自転車課
中川、真鍋
bicycle.RSB@city.fukuoka.lg.jp
092-711-4468

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