赤磐市
基本情報
自治体名:赤磐市
都道府県:岡山県
自治体規模:市
自治体HP:http://www.city.akaiwa.lg.jp/
シェアリングエコノミー活用の取り組み
概要
【就業機会の創出】
ICTを利用し、継続して安定的な収入を得られる人や意識の定着をはかり、スキルを持っていながら赤磐を離れている人の長期的な呼び戻しに寄与する
取組主体:赤磐市
導入前の状況 (課題)
- 赤磐市では人口減少が進んでおり、移住・転入者の伸び悩みも課題
- その原因の一つが雇用問題であり、子育て世代や介護をしている世帯がフルタイムで働きに出ることができない、遠くまで働きに行けない状況がある
課題に対する取組
- 新しい働き方として「クラウドソーシング」を周知するセミナーを開催
- 2年目には、実践セミナーを開催(初級・上級講座を実施)
- 地域でワーカー達をまとめる地域ディレクターを育成。ランサーズ株式会社主催のディレクター育成講座を受講し、地域にて講座の講師やメンターの役割を担う。
- 講座を一緒に受講するメンバーでコミュニティを形成、メンター役の地域ディレクターとともに密接に関わり、一体感を醸成することで成長を継続。
導入後の状況 (取組の効果)
- 実践セミナー参加者の8割以上が期待以上だったと回答。
- 受講生が講師となり、新しい受講生へクラウドソーシングを周知するセミナーを開催している。
取組のポイント
サービスの認知度向上のための取組
- 地域内の広報誌での告知や、地元新聞での掲載
- 委託事業者であるランサーズから県内の登録者へ告知メールマガジンの配信
サービスの提供者(ホスト)・利用者(ゲスト)掘り起しのための取組
- 上記の広報方法を活用し、知ってもらうきっかけづくりをした上で、地元の体験者の話を聞ける説明会を開催。
スマートフォンなどを使うことができない利用者向けの取組
- フォローアップを主目的に講座とは別日にモヤモヤ解消会を設置し、フォローを行う。PCの操作に慣れていない人でも少しずつクラウドソーシングを通じて仕事をし報酬を獲得。
(民間事業者のサービスを利用した場合)公平性の確保のための取組
- フォローアップを主目的に講座とは別日にモヤモヤ解消会を設置し、フォローを行う。PCの操作に慣れていない人でも少しずつクラウドソーシングを通じて仕事をし報酬を獲得。
サービスの安全・安心を確保するための取組
- 地域住民が安心してスキルシェアのサービスで仕事ができるようにオンラインツールでサポート体制を提供。
- シェアリングエコノミーの認証マークを取得している事業者(ランサーズ)との提携。
補完・連携した既存の公共サービスの内容
- 地域の子育てNPOに講座の託児サポートを依頼。
広域連携のための取組
- 赤磐市に隣接した和気町とも連携し、相互の講座を受講できるようにした。
残された課題、継続取組事項
- 地域内で優秀なフリーランスが誕生している一方で、ライフステージにあわせ変化していく働き方をサポートするため、コミュニティでの相談会や、チームでの仕事受注など、社会的な「つながり」を維持する施策を用意していく必要がある。
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